最近(でもないが)コア(体幹)トレーニングと言う言葉が流行っている。
同じような意味として、インナーマッスルという言葉も、もてはやされている。
かなり誤解されている所があるので、
今日は、コアト(体幹)レーニングについて書きたいと思います。
コア(体幹)を鍛えると称して、ボールや自重でのバランス運動を、やたらとありがたがって、そればかりやっている人がいるが、それだけでは、コア(体幹)なんて大して強くなりません。
筋力や筋パワーを向上させるトレーニングをやらずに、コア(体幹)パフォーマンスの大幅な向上などあり得ないのです。
問題なのは、バランス運動やスタビリティートレーニングだけが、コア(体幹)トレーニングのように
思われていて、筋力や筋パワーを向上させるトレーニングが軽視されていることです。
(これは、情報を流す側が悪い)
カラダを動かす唯一の動力源は筋肉です。(車で例えると、エンジンの役割)
いくら動きが上手くなっても、エンジンである筋肉が弱ければ、速く、強く動く事は出来ません。
体幹を自由に操ったり、安定、固定させるにも、当然、筋力が必要ですし、
筋力が強い方が、パフォーマンスも高くなります。
要するに、筋力や柔軟性といった、ベースがあってこその
バランスやスタビリティーなのであって、そこをないがしろにするということは、
幹がしっかりしてないのに、枝や葉にばかり気が行っているのと同じ事です。
一般的にイメージされている、コア(体幹)トレーニングとは、
多数あるコア(体幹)を鍛えるべき要素の、一部分を抽出しているに過ぎず、
万能ではない事を、知っていただきたいと思います。
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