トレーニングの7原則、其の四
全面性の原則

要するに 「全身をバランスよく鍛えましょう。」 ということです。
特定の部位だけを鍛えるなど、偏ったトレーニングは、
身体のバランスが崩れ、ケガの原因にもなります。(見た目にも変です)
スポーツ選手の場合、弱い部分(鍛えていない部位)があると、
その部分がパフォーマンスを制限する要因となります。
また身体の多くの部分は、二種類の筋肉がペアを組みながら機能しています。
(一方が収縮すると他方が伸張するといった具合に)
たとえばヒジを曲げる動作を例にすると、
収縮する(メインで働く)のは二の腕の前の筋肉(上腕二頭筋)
伸張する(反対の働きをする)のは二の腕の後ろの筋肉(上腕三頭筋)となります。
ヒジを伸ばす時はその逆になります。
メインで働く筋肉を主働筋、反対の働きをする筋肉を拮抗筋といいます。
主働筋が収縮するためには、いったん拮抗筋の働きによって伸張する必要があります。
また、主働筋による関節運動を止める(ブレーキをかける)のも拮抗筋の役割です。
したがって主働筋が十分に力を発揮するには、それと対になった拮抗筋の
筋力、柔軟性が十分でなければいけません。
(主働筋と拮抗筋のバランスが悪いとケガをしやすくなります。)
少し話が難しくなってしまいました。(スイマセン)
最初の部分、
「全身をバランスよく鍛えましょう。」 これだけ覚えておいてください(笑)
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