「運動をやめたら、筋肉が脂肪に変わって・・・」
「この脂肪を筋肉に変えて・・・」などといった会話を耳にすることがあります。
この、筋肉が脂肪に変わる(あるいはその逆)といった現象は
果たして本当にあるのでしょうか?
答えは NO です。
筋肉細胞と脂肪細胞とは、分子のレベルから、種類が異なる
全く別の細胞なので、そんなことはありえないのです。
勉強せずに運動ばかりしていたら、脳ミソが筋肉になるという話と同レベルの話です。
「脂肪を筋肉に変える!」と平気でうたうダイエット商品や、
雑誌の広告が多くありますが、だまされてはいけません。
では、筋肉が脂肪に変わったように見えるのは何故でしょうか?
運動習慣が無くなった(活動量が減った)ことにより、筋肉量が減少します。
エネルギー消費の約60%を担う筋肉量が減少したことに伴い基礎代謝量も減少します。
処理しきれなくなった、余分なエネルギーは、脂肪細胞へとせっせと運ばれます。
使われなくなったエネルギーが、体脂肪として蓄えられることによって、
筋肉が脂肪に変わったように見えるんですね。
よくある誤解(間違い)、 気が向いたときに、また書きますね(笑)
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